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エンディングノート

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エンディングノートとは

エンディングノート(Ending Note)とは、個人の人生や思い出をまとめたノート等のことです。
『エンディング』という言葉のネガティブなイメージから敬遠してしまう方もいますが、もし自分が意思を伝えることができなくなった時に『自分はどう考えているのか』を大切な人へ伝えることができます。それは彼らにとっても、自分にとっても非常に大きなことです。

遺言書エンディングノートとの違い

遺言書とエンディングノートとの一番大きな違いは法的効果があるかどうかでしょう。

遺言書というのは、主に自分の財産を死後どのように配分したいかを記し、その個人の意思を公的に決定させることができます。(正しい形式をとっていないと無効になってしまうことがあるのでご注意ください)

一方エンディングノートは、自分の財産をどうしてほしいのかという意思を家族に伝えることはできますが、それに法的強制力はありません
しかし財産のこと以外、例えば自分の考え(感謝の言葉、ずっと謝りたかったことなど)を書き残すことは自由なので、残された家族や友人などへの自分の想いを残すことができます。
残された方が判断に困らないようなこと(延命措置の可否、葬式、埋葬方法など)を書き残すことで、残された方たちが判断に困らないようにするという働きもあります。

エンディングノートの書き方

先述のとおり、エンディングノートに決まった書式はありません。
法的な強制力を期待せず、自分の思いを伝えることだけが目的なので、どのような書き方でも問題ありません。また紙である必要もなく、音声メッセージや映像にする方もいます。
ただ自由度が高すぎると逆に何を書いたらよいか分からなくなりますから、ここではオススメの項目を紹介します。

1.自分のこと

誕生から現在までの自分史や、趣味や特技など内面的な部分を書くことで、エンディングノートを読む人に改めて自分のことを知ってもらえます。近すぎる関係ですとなかなか自分のことを説明する機会はありませんが、改めて書くことで、その人となりが伝わってきます。また個人情報をノートに書いておくことで、自分が忘れてしまった時の備忘録ともなります。

【記載例】
生年月日  本籍地  血液型
家族構成  家系図  友人・知人関係
自分史   学歴・職歴 
性格    信念   趣味・特技
好物    通っているお店や病院
常備薬   持病   アレルギー
本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)の保管場所
マイナンバー、運転免許証番号、健康保険証番号
パソコンやスマートフォンなど電子機器のID・パスワード

2.家族・友人のこと

面と向かってはなかなか言えない気持ちを残すことができます。また形見分けするものがあれば、リストを作ってもいいかもしれません。
また知人とはいえないまでもよく行くお店のスタッフとの人間関係についても記しておくと、いざというときに役に立るでしょう。

3.ペットのこと

ペットを飼われている方は、いざというとき誰が引き取るか、だれが世話をするかを決めておきたいです。ただその方の住居がペットを飼うことが可能であるのか、またその家族のアレルギー有無も問題になりますので、あらかじめ相談をしておいた方がいいでしょう

【記載例】
名前   動物の種類  基本的な飼い方
性格   好物     1日の基本的な生活スケジュール
病歴   通っている病院
引き取ってくれる人の名前と連絡先、および承諾の有無

4.財産・資産について

年金証書や保険の証書、介護保険証や健康保険証、通帳・印鑑、貴重品などの保管場所は家族であっても知らないケースがほとんどです。
保管場所などを書いておけば家族が対応しやすくなります。

【記載例】
預貯金情報(不正利用防止のため暗証番号は不要)
金庫などに保管している現金
不動産  有価証券  貴金属
骨董品など価値のあるコレクション
印鑑の保管場所
契約している保険の情報

5.医療・介護について

末期状態になった場合、家族は延命措置などの決断を迫られます。自分をどうするかを家族に決めさせるのは非常に大きな負担を強いることになりますので、対応方法を決めておくのは非常に大切です。
また認知症などの進行で意思疎通ができなくなった場合、どのような介護をしてほしいのかも記入しておきましょう。

【記載例】
希望する医療機関や介護施設
余命宣告の告知の可否 延命治療の希望の有無
臓器提供の可否    医療費の負担方法

6.葬儀・お墓について

病気のことはまだしも、死に関することは家族と話しづらいものです。 自分の葬儀はどのように行いたいのか、またお墓をこれからどうしておきたいかを書いておくといいでしょう。

【記載例】
希望する葬儀会社 葬儀の方法(密葬・家族葬など)
信仰する宗教   遺影に使う写真
葬儀に参列してほしい方の名前と連絡先
檀家に入っている場合はお寺の名前と連絡先
納骨の方法・場所 お墓について

7.相続、遺言書について

遺言書を残しているなら、保管場所を記しておきましょう。(先述のとおり法的に認められた形式をとってない場合、法的効力が発生しませんので注意してください。)
また現金、預貯金、不動産、有価証券、借金などの相続財産も整理しておくのも有用です。

8.連絡先

親族や友人知人の連絡先を記入しましょう。葬儀には呼べなくてもお知らせすることで、お線香をあげたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。また年賀欠礼状を出すときにも役立ちます。

エンディングノートを書き終えたら

エンディングノートは重要な個人情報が満載です。厳重に保管すべきものですが、いざというときに見つからないと困ってしまいます。信頼できる親しい人にだけ保管場所を教えるようにしましょう。

またエンディングノートは1度書いたら終わりではありません。心境の変化や病気の進行、資産状況が変化することもあります。定期的に見直して適宜書き直すといいでしょう。

まとめ

一緒に住んでいる私の母は高齢になっていくにつれ長男の私に、自分が病気になったら、自分が死んだら、という話をするようになりました。
はじめはそういう話を聞くのに抵抗はあったのですが、母はきっちりとした性格の人ですから、私に何度も話すことで安心したいんだなという考えがわかってから、しっかりと聞くようにしていきました。そしていざというときの大事なものの保管場所も口頭ですが把握しています。
そのような話をする環境かどうかは家族によって変わってきますが、自分の残り時間を逆算して自分の人生を完成させていく準備をするために、自分の想いを書面に落とし込んでいき自分に向かい合っていく作業は非常に有効です。エンディングノートは不安を取り除き、心安らかに日々を過ごしていける有効なツールであると思います。


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